Course Progress
Part of 10 Chapters
Chapter 3
デリバティブの基礎:先渡取引と先物取引
#デ리バティブ#先渡契約 (Forward)#先物 (Futures)#ヘッジ#カウンターパーティ・リスク
デリバティブの基礎:未来を取引する
デリバティブ(金融派生商品)は、その価値が株式、債券、コモディティなどの「原資産」から派生して決まる金融商品です。現代の金融工学において、リスク管理の最も基本的なツールとなります。
1. なぜデリバティブを使うのか?
デリバティブは主に2つの目的で使用されます。
- ヘッジ: リスクを軽減または中立化する(保険のような役割)。
- 投機: 将来の価格変動に賭けて利益を得る。
2. 先渡契約 (Forward):シンプルな約束
先渡契約(フォワード)は、将来の特定の日に、あらかじめ決めた価格である資産を売買するという、二者間のオーダーメイドの契約です。
1
契約締結将来の取引のために、二者間で価格(約定価格)を合意します。
2
待機期間市場では原資産の価格が変動し続けます。
3
満期(期日)市場価格に関係なく、合意した価格で取引を実行します。
4
決済約定価格と市場価格の差額に基づいて、利益または損失が確定します。
3. 先渡と先物の違い
先渡(フォワード)が相対のオーダーメイド契約であるのに対し、**先物(フューチャーズ)**は取引所で標準化された条件で取引され、カウンターパーティ・リスクが極めて低いのが特徴です。
💡 教授からのヒント
デリバティブ取引において、一方の利益は必ずもう一方の損失と等しくなります。これが、デリバティブ市場を純粋な**「ゼロサム・ゲーム」**と呼ぶ理由です。