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Chapter 4

実戦補助指標:市場の脈拍を測定する

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Chapter 4. 実戦補助指標:市場の脈拍を測定する

価格こそが絶対的な真実ですが、時にはその動きが「どれほど強いのか」を判断するのが難しいことがあります。 ==補助指標== は、価格や出来高を数学的に計算し、モメンタムを数値化した道具です。これは自動車の計器盤のようなもので、私たちがどれほどの速度で走っているのか、あるいは燃料が切れかかっているのかを教えてくれます。


1. 先行指標 vs 遅行指標

本格的な学習の前に、補助指標の二つの大きな分類を理解する必要があります。

補助指標の分類

区分主な目標代表的な例特徴
**オシレーター(先行)**反転が起きる前に予測を試みる。RSI, ストキャスティクスレンジ相場で有用だが、強いトレンド相場ではだましが多い。
**トレンドフォロー(遅行)**既に始まったトレンドを確認し、強化する。MACD, 移動平均線信頼性は非常に高いが、エントリーのタイミングがやや遅れることがある。

2. RSI:市場の温度計

RSI (Relative Strength Index) は、価格の上昇圧力と下落圧力の相対的な強さを 0 から 100 の数値で表します。

1
売られすぎ (< 30)

市場が過度に、急激に下落。反発の可能性が高い。

2
ニュートラルゾーン (30-70)

価格が正常な範囲内で変動している。

3
買われすぎ (> 70)

市場が過度に、急激に上昇。調整の可能性が高い。

4
ダイバージェンス

価格は上がっているのに RSI は下がっている現象。非常に強力な反転シグナル!


3. MACD:トレンドのエンジン

MACD (Moving Average Convergence Divergence) は、移動平均線の収束と拡散を通じて、トレンドの強さ、方向、持続時間を分析します。

  • MACD 線: 短期移動平均線と長期移動平均線の差(通常 12 日と 26 日)。
  • シグナル線: MACD 線の移動平均(通常 9 日)。
  • ==ゴールデンクロス・デッドクロス==: MACD 線がシグナル線を に抜ければ買い、 に抜ければ売りのシグナルと解釈します。
Important

ヒストグラム (Histogram): 線の背景にある棒グラフは、 MACD 線とシグナル線の間隔を示しています。棒が大きくなっていればモメンタムが加速しており、小さくなっていればトレンドが弱まっていることを意味します。


4. 結論:計器盤の活用法

補助指標はあくまで ==「確認ツール」== であり、水晶玉ではありません。 RSI だけを信じてエントリーしてはいけません。価格が「支持線」にタッチした時に RSI が「売られすぎ」状態であれば、その時こそが最も確率の高いエントリーポイントになります。


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  • [テクニカル指標の読み方・使い方]: 様々な補助指標の仕組みと、実戦での活用法を網羅的に解説しています。